リレータッチボードとArduinoでスマホ自動タッチ装置を作ってみた
こんにちは。ブログ始めましたCuverwsです。初投稿になります。
突然ですが皆さんは「スマホを自動でタッチしてくれる装置があったらいいな~」と思ったことがありますか?
私はよくゲームの周回などで欲しいなと思うことがあって、そんな装置が売ってないか調べてみるんですがまあまあなお値段していてなかなか購入に踏み出せないんですよね...
スマホ画面を自動で連続タップできる「SMATCH」が入荷 - AKIBA PC Hotline!
どうにかして値段を抑えることはできないかと考えた結果、自作することにしました。参考になれば幸いです。
- リレータッチボードとArduino Nano互換機を買った
- リレータッチボードにワイヤーをはんだ付け
- Arduino Nano互換機にスケッチを書き込む
- リレータッチボードとArduino Nano互換機を接続
- 動作確認
- リレータッチボードを複数個接続する場合
- まとめ
リレータッチボードとArduino Nano互換機を買った
ということで調べていたらスイッチサイエンスにてこのような商品を見つけました。
どうやらこの商品、リレーをONにするとボードを置いた位置を指でタッチした状態として認識してくれるみたいです。*1つまりマイコンなんかでリレーを制御すればタッチを自動化できるというわけです!!!!!即注文。2日後に届きました。
次にそのリレーを制御するマイコンですが、比較的簡単に制御でき、かつ安価で小さいArduino Nano互換機を選択しました。届くまでに1か月ほどかかりますがAli Expressにて250円ほどで購入できます。(下のリンクが切れていたら、自分で探してみてください。)
リレータッチボードにワイヤーをはんだ付け
適当なワイヤーを3本用意します。今回はArduino Nano互換機に直接差し込むために、オス - メスジャンパワイヤを用意しました。早速、はんだ付けしていきます。私ははんだ付けしやすいように、部品を養生テープで固定して行いました。
こんな感じで無事にはんだ付けできました。
Arduino Nano互換機にスケッチを書き込む
Arduino IDEを起動してArduino Nano互換機とPCを接続します。
スケッチは以下の通りです。今回は100msec毎にリレーをON/OFFしていきます。
void setup() { pinMode(A5, OUTPUT); } void loop() { digitalWrite(A5, HIGH); delay(100); digitalWrite(A5, LOW); delay(100); }
ワイヤーを近くに寄せたかったため、アナログ入力ピンをデジタル入出力ピンとして使用しています。
マイコンボードに書き込むとエラーが出る場合は、ツールからプロセッサをATmega328P(Old Bootloader)に変更してみてください。
リレータッチボードとArduino Nano互換機を接続
リレータッチボードの5VはArduino Nano互換機の+5V(27)へ、GNDはGND(29)へ、EN端子はA5(24)へ接続します。
動作確認
ということで完成しました。今回はきららファンタジアというゲームで遊んでみます。
リレータッチボードをテープかなんかで固定したら、後はスタミナがなくならない限り永遠に周回してくれるぞ pic.twitter.com/JJ9ChPfAb6
— Cuverws (@Cuverws) 2019年12月26日
楽すぎる。一家に一台レベルです。
次に連打力を試してみます。delayの値を20に書き換えてみました。
エグくて草 pic.twitter.com/GAOE8Jotpj
— Cuverws (@Cuverws) 2019年12月26日
音が完全に工事現場でリレーの耐久性が心配になりました。でもやっていて気持ちいです。
リレータッチボードを複数個接続する場合
複数個接続する方法としてブレッドボードを使って配線、ジャンパーワイヤの分岐コネクタを使って接続、空いてるArduino Nano互換機のピンに差し込むなどがあります。(上限あり)
最初からブレッドボード(ジャンパーワイヤの分岐コネクタ)を使って複数個接続する予定の人はオス-オスジャンパワイヤの使用を推奨します。そうでないと上の写真のように、そのままブレッドボード(ジャンパーワイヤの分岐コネクタ)に差し込めず間にオス-オスジャンパワイヤを追加する必要があるので…
空いてるArduino Nano互換機のピンに差し込む場合は、デジタルピンなどを使って配線してください。今回は、リレータッチボードが2つの時の構成とスケッチを載せておきます。
1つ目は上と同じく、2つ目のリレータッチボードの5VはArduino Nano互換機のD2(5)へ、GNDはGND(4)へ、EN端子はD3(6)へ接続します。
ワイヤーを近くに寄せたかったため、アナログ入力ピンをデジタル入出力ピンとして使用しています。また2番のデジタルピンを5V電源として使用しています。
100msec毎にリレーを2つ同時にON/OFFしていきます。
void setup() { pinMode(2, OUTPUT); pinMode(3, OUTPUT); pinMode(A5, OUTPUT); } void loop() { digitalWrite(2, HIGH); digitalWrite(3, HIGH); digitalWrite(A5, HIGH); delay(100); digitalWrite(3, LOW); digitalWrite(A5, LOW); delay(100); }
全自動クイズ解答マシーンが誕生した pic.twitter.com/3CpVxQFTcU
— Cuverws (@Cuverws) 2019年12月28日
こんな使い方もできます。
まとめ
もはや周回プレイヤーの必需品です!!この装置と電源(モバイルバッテリー)とUSBケーブルさえあれば小型で持ち運び可能ですのでどこでも遊べます!!30分ほどで作ることができました。製作費も1000円くらいで済んで良かったです。はんだ付けとArduinoさえ使えれば、誰でも簡単に作れると思います。時間を節約したい方、楽をしたい方はぜひ作ってみてください!!!
(チート級のアイテムなので記録に載るものや、マルチでは使わないことを推奨します。)
当ブログの利用や掲載内容等により生じた損害等の責任は一切負いかねますので、ご了承下さい。
*1:静電容量方式のタッチパネルしか反応しません。